前田恒彦 -元特捜部主任検事のつぶやき-
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「検察」カテゴリーアーカイブ
Yahoo!ニュースのオーサーとしてコメントを書きました。ご参考になりましたら幸いです。→「片山被告に懲役8年、遠隔操作ウイルス事件」/前田恒彦 -元特捜部主任検事のつぶやき
Yahoo!ニュースのオーサーとしてコメントを書きました。ご参考になりましたら幸いです。→「片山被告に懲役8年、遠隔操作ウイルス事件」(産経新聞) – Yahoo!ニュース http://t.co/5U8OQpm3Wj
— 前田恒彦 -元特捜部主任検事のつぶやき- (@maedatsunehiko) 2015, 2月 4
問題の暴行ビデオはこの事件のみならず起訴不起訴となった他事件の証拠でもある。もし弁護人がビデオを廃棄していたら証拠隠滅罪/前田恒彦 -元特捜部主任検事のつぶやき
録画内容が被告人に有利か不利かを問わず、問題の暴行ビデオはこの事件のみならず起訴不起訴となった他事件の証拠でもある。もし弁護人がビデオを廃棄していたら証拠隠滅罪。不起訴事案を含め、実際に廃棄されたケースがないか、裏付け捜査の要あり。→http://t.co/jzdoAaiFYP
— 前田恒彦 -元特捜部主任検事のつぶやき- (@maedatsunehiko) 2015, 1月 17
そのうちトロイカや四駆になりそうな予感。法曹関係者にとって驚く話はなく、一般向け。→瀬木比呂志『ニッポンの裁判』/前田恒彦 -元特捜部主任検事のつぶやき
著名事件の判決等を上から目線でケチョンケチョンに叩いた本。元裁判官の著者は前著『絶望の裁判所』と本著を“車の両輪”と言うが、そのうちトロイカや四駆になりそうな予感。法曹関係者にとって驚く話はなく、一般向け。→瀬木比呂志『ニッポンの裁判』http://t.co/WyErk3qKtI
— 前田恒彦 -元特捜部主任検事のつぶやき- (@maedatsunehiko) 2015, 1月 16
性犯罪の被害者や家族に対する示談交渉の一端がうかがえる貴重なエピソード。なお、今は被害者側に隠し録音をされている場合も/前田恒彦 -元特捜部主任検事のつぶやき
性犯罪の被害者や家族に対する示談交渉の一端がうかがえる貴重なエピソード。なお、今は被害者側に隠し録音をされている場合もあるので、示談交渉時の不用意な発言には要注意。→http://t.co/JLfgMMN6K1
— 前田恒彦 -元特捜部主任検事のつぶやき- (@maedatsunehiko) 2015, 1月 10
興味深い本→「会社の上司が私のことをこっそりと喫茶店に呼びつけて、『なんとか検察批判を控え目にしてくれ』と言ったこともあります/前田恒彦 -元特捜部主任検事のつぶやき
興味深い本→「会社の上司が私のことをこっそりと喫茶店に呼びつけて、『なんとか検察批判を控え目にしてくれ』と言ったこともあります。『圧力』というのは外からよりも内からかかってくるものなのですね」(大鹿靖明『ジャーナリズムの現場から』)http://t.co/5bVETiACKT
— 前田恒彦 -元特捜部主任検事のつぶやき- (@maedatsunehiko) 2015, 1月 11
兵庫の弁護士さんが、私の事件当時、私を弁護するならという前提でブログに弁護方針を書いており、今さらながら実に興味深く拝読/前田恒彦 -元特捜部主任検事のつぶやき
兵庫の弁護士さんが、私の事件当時、私を弁護するならという前提でブログに弁護方針を書いており、今さらながら実に興味深く拝読→http://t.co/8Do5CAkKVz
— 前田恒彦 -元特捜部主任検事のつぶやき- (@maedatsunehiko) 2014, 12月 30
田中森一『遺言』の「小太りの若い検事」や小室哲哉『罪と音楽』の「小太りの主任検事」とは彼らの取調べを担当した私のことだが、/前田恒彦 -元特捜部主任検事のつぶやき
田中森一『遺言』の「小太りの若い検事」や小室哲哉『罪と音楽』の「小太りの主任検事」とは彼らの取調べを担当した私のことだが、規則正しい獄中生活で40キロ減に成功。夕方から翌朝まで水以外口にしないのがキモ。ダイエットを新年の誓いとした方へ。http://t.co/zwh4tE99rg
— 前田恒彦 -元特捜部主任検事のつぶやき- (@maedatsunehiko) 2014, 12月 31
今年ネット上で反響大だった 3つの重大事件のてん末 | 元特捜部主任検事のざわめき | デイリー・ダイヤモンド/前田恒彦 -元特捜部主任検事のつぶやき
今年ネット上で反響大だった 3つの重大事件のてん末 | 元特捜部主任検事のざわめき | デイリー・ダイヤモンド →http://t.co/1DwbVvlQai
— 前田恒彦 -元特捜部主任検事のつぶやき- (@maedatsunehiko) 2014, 12月 18
困惑と遣り切れなさとで現実感を失ってしまうのではないだろうか。ゾンビ状態でふらふらと自白調書に署名をしてしまっても不思議ではない/『検事失格』 (市川寛 著)
著者の顔写真を見ると、高校時代に応援団員だったとは到底思えない。むしろ幼い顔をしている。そんな人物から狭い取調室で「ぶっ殺すぞ、お前!」と罵声を浴びせられたら、恐ろしいというよりは困惑と遣り切れなさとで現実感を失ってしまうのではないだろうか。ゾンビ状態でふらふらと自白調書に署名をしてしまっても不思議ではない。
本書は、犯罪者の更生や再犯防止を実践しようとの志から検事になった著者が、地検に勤務しその世界に馴染んでいくにつれ、次第に世間の良識や常識から乖離し、検察だけに通用する価値観や発想を身に着けていく過程が丁寧に描かれていく。そのプロセスは一種の成長物語であり、普遍的な懐かしさすら感じさせる。
だが同時に、著者は違和感を覚え、反感や自己嫌悪も芽生えていく。にもかかわらず、あえてそれらを押し潰すことによって適応を図っていくのである。おそらく上司に言わせれば、新米検事が段々と「練れて」中堅になってきた、ということである。自白調書を検事が勝手に作文したり、恫喝したり、そんなことはせいぜいプロレスの犯則程度のものでしかない、といったセンスに染まっていく。