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「猿でも起案できる否認事件有罪判決」という深澤諭史弁護士の一連のツイートのまとめ

投稿者:fukazawas(深澤諭史) 日時:2015/02/28 09:23 ツイート: https://twitter.com/fukazawas/status/571465573588078594
猿でも起案できる否認事件有罪判決
(証人供述が直接証拠の場合)

①まず,証人供述の信用性が問題になることを指摘しましょう。
②証人供述を長々と要約して引用しましょう。要約するとき,③以降と矛盾しないように気をつけ,③以降と行ったり来たり起案をしましょう。

投稿者:fukazawas(深澤諭史) 日時:2015/02/28 09:24 ツイート: https://twitter.com/fukazawas/status/571465900076896257
@fukazawas
③次に,証人供述と客観証拠や同意書証を比較して,一致しているところを,列挙しましょう。違うところは華麗にスルーします。そして,「信用できる」「伽果敢的な」証拠と一致するから信用できる,と指摘しましょう。

投稿者:fukazawas(深澤諭史) 日時:2015/02/28 09:25 ツイート: https://twitter.com/fukazawas/status/571466220945330177
@fukazawas
④更に,否認事件では証人が複数いると思いますので,それら証言と比較しましょう。状況証拠の供述をする証人は,利害関係が薄いこともあるので,それを理由に信用しましょう。そして,「信用できる」「複数の」証人供述と一致する,と認定しましょう。

投稿者:fukazawas(深澤諭史) 日時:2015/02/28 09:27 ツイート: https://twitter.com/fukazawas/status/571466591767945216
@fukazawas
⑤これで,有罪認定の心証形成はできあがりです。次に,弁護人と被告人の主張を潰しましょう。まず,被告人・弁護人の主張を要約してください。
⑥その上で,③④で信用できる供述と一致しないから信用できない・根拠なし,と認定しましょう。

投稿者:fukazawas(深澤諭史) 日時:2015/02/28 09:28 ツイート: https://twitter.com/fukazawas/status/571466842335674368
@fukazawas
⑦当然のことながら,被告人は捜査機関でないですし,真実として潔白であれば,なおのこと,無実の証拠,主張の裏付けはないものです。そこを逆手にとって,「●●と主張するが証拠がない,裏付けがない」と信用されないのはお前が悪いと認定しましょう。

投稿者:fukazawas(深澤諭史) 日時:2015/02/28 09:30 ツイート: https://twitter.com/fukazawas/status/571467454993453057
@fukazawas
⑦被告人・弁護人の主張で,有罪認定で特別に邪魔なことがあったらスルーしましょう。その他も主張するが,信用性は揺るがないとか,そう書くだけでOKです。
⑧逆に,あまり邪魔にならない主張は,しっかりと取り上げて,「不合理な主張」だとことさら攻撃しましょう

投稿者:fukazawas(深澤諭史) 日時:2015/02/28 09:35 ツイート: https://twitter.com/fukazawas/status/571468779835682816
証人テストを経ている以上,検察側証人の供述が矛盾せず一致して,客観証拠にも反しないのは当たり前で,それだけで信用できるわけない。
にもかかわらず,これを理由に信用でき,かつ,これと反するから弁護人主張に根拠なく,被告人供述は信用できない,とすれば,だれでも有罪に出来る。

投稿者:fukazawas(深澤諭史) 日時:2015/02/28 11:19 ツイート: https://twitter.com/fukazawas/status/571494814774009857
否認事件で有罪判決を書くためにする,裁判所の尋問っていうのがありますね。

①それで,あなたは誰が犯人だと思うの?
②あなたの●●という主張の証拠は?
③どうしてあなたは●●をしたの/しなかったの?
④要するに,あなたは●●といいたいんだよね?

投稿者:fukazawas(深澤諭史) 日時:2015/02/28 11:20 ツイート: https://twitter.com/fukazawas/status/571495209260863488
@fukazawas
①これに答えると,被告人は●●が犯人だと言うが証拠がない不合理な主張
②被告人は●●と主張するが証拠がなく信用できない。
③被告人は●●という行動をするが,不自然な振る舞いであって犯人であることを推認させる
④被告人は●●と主張するが不自然・不合理である。

投稿者:fukazawas(深澤諭史) 日時:2015/02/28 11:25 ツイート: https://twitter.com/fukazawas/status/571496314841636864
@to7shi1ki7
1.その1時間の相談が出来るようになるまで費やした時間とお金
2.相談があるときもないときも,事務所と事務局を維持する経費
3.相談に対応できるスキル維持の研鑽費用

こんな風に、あからさまに弁護人が主張を証人に押し付けよう押し付けようとする"弁論的尋問”が繰り返される、高橋克也の裁判/ジャーナリスト江川紹子

ところが、起訴検察官でもある関口検事は、B氏に対する反対尋問で、名誉を著しく傷つける質問を何度も行った\藤井美濃加茂市長事件/郷原信郎弁護士

証人の名誉・プライバシーを踏みにじる検察官

それだけではない。検察官のB氏に対する反対尋問にも重大な問題があった。「詐欺師と検察官が結託して藤井市長を追い込もうとしていることに義憤を感じて、拘置所から藤井市長に手紙を書いた」とするB氏に対する「腹いせ」としか思えなかった。

B氏は、実刑判決を受けて服役を控えている身であり、手錠腰縄で拘束された状態で公開の法廷に出ることは名誉・プライバシーの侵害につながる。本来事件とは無関係のB氏の立場に配慮し、傍聴席との遮蔽措置をとることが決定された。

また、B氏のフルネームが傍聴席に知られることがないよう、証人尋問に先立って証人の住所・氏名を確認する際も「証人カード記載のとおり」のみで済ます配慮がなされ、弁護人も、尋問の冒頭において、傍聴人に対して、証人の名前が法廷外に知られることがないよう配慮を求めた。

ところが、起訴検察官でもある関口検事は、B氏に対する反対尋問で、名誉を著しく傷つける質問を何度も行った。

弁護人の質問において、B氏に対して、藤井市長の事件とは全く無関係で、何の得にもならないのに、市長宛ての手紙を送ったことを確認していた。そのB氏に、関口検事は、「会食の場の同席者のA氏と知り合いではないか」と質問したのだ。A氏の自宅から押収された暴力団員の名刺に書かれた名前がBの名前であることを前提に、その名刺を、あたかも、A氏とB氏が知り合いであることの根拠であるかのように示し、組の名称や名前を何回も読み上げたりしたのだ。

B氏が、被告人・弁護人側に有利な供述をしているA氏に依頼されて、一連の証言を行っている疑いがあるとでも言いたかったのであろう。B氏は、「全く知らない」と答えた。

公判後、A氏に確認したところ、上記の名刺は10年ぐらい前に居酒屋を経営していた際に、店に来た暴力団関係者の名刺がたまたま自宅に残っていただけだとのことであった。もちろん、A氏とB氏は何の交流もない。そのような質問を行うのであればA氏に事前に確認するのが当然であるが、A氏への検察官からの事前の問合せは全くなかったとのことであった。

関口検事の質問は、B氏の名誉を著しく傷つけただけではなく、A氏が暴力団関係者と交際があるかのような印象をも傍聴人に与える、極めて不当なものであった。

また、B氏が中林に送った手紙の内容に関して、殊更にB氏の名前が含まれている手紙の文面を何か所も読み上げたりしもした。

結局、そういった関口検事の嫌がらせで、B氏のフルネームも傍聴席にわかってしまった。裁判所や弁護人の配慮を全く無にし、証人の名誉・プライバシーを著しく傷つける質問を行ったのだ。そこには、「公益の代表者」として検察官が求められる証人への最低限の配慮すらなかった。

引用:美濃加茂市長事件、「検察の迷走」を象徴する実質審理の幕切れ | 郷原信郎が斬る

PC遠隔操作事件でPCやプログラム解析の警察関係の証人は、ど素人である裁判官に理解してもらおうと、スライドを使用し/ジャーナリスト江川紹子

検察はそのうち1通を伏せていたことが判明。証拠隠し体質は変わらず?何についての鑑定書かと弁護人が問うも証人は「覚えていない」と。証人の誠実さにも大きな疑問符/ジャーナリスト江川紹子

検察側証人の主尋問は、検察側が描く絵柄に従って理路整然と証言するので、分かりやすいんだけど、弁護側の反対尋問を経ないと、どこまで信用性があるのかは分からない。/ジャーナリスト江川紹子

こちらにも落合コメントあり。→検事「こう質問するから」 尋問メモ、贈賄側業者が語る – 朝日新聞デジタル/落合洋司弁護士

今朝の朝日、検事が事前に証言内容を確かめる証言テストで誘導や取引がある問題を取り上げている →意図せぬ証言、迫る密室 検事、筋書き畳みかけた2分間/ジャーナリスト江川紹子

法制審特別部会でもこの問題は見過ごされている、と。証人テストも可視化を、と小坂井弁護士/ジャーナリスト江川紹子

で、実際に、証人が、特定秘密として指定された事実を証言してしまえば、尋問した弁護士は秘密漏洩を教唆したことにされても不思議ではありませんね。/小倉秀夫弁護士