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「強姦被告側弁護士

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対立関係にある上、

   弁護人→被害者代理人弁護士→被害者

という伝聞過程があるので、「言った言わない」「脅された」「弁護人に強要された」「弁護人が大柄だったの拒絶できなかった」「示談後気が変わった」などというトラブルはしばしばあります。そうならないように色々工夫します。

http://mainichi.jp/select/news/20150117k0000m040155000c.html

女性は証人尋問で、経営者逮捕後の2014年3月、自らの代理人弁護士を通じ、被告側弁護士から「『法廷でビデオが流されると分かっているのか。流されたくなかったら告訴取り下げをしろ。示談金はゼロ』と言われた」と述べた。さらに女性は「(ビデオが)流出したらどうしよう、なぜこんな思いをしなければいけないのか」と訴えた。

 宮崎県弁護士会所属の被告側弁護士は閉廷後、取材に対し「『告訴を取り下げたら(ビデオを)処分するが、どうする』とは言った」と認めたが「法廷での被害者の不利益が大きいのではないかと考え、選択肢として示した」と脅しではなかったとした。ビデオの動画は示談交渉決裂後、捜査側に提出したという。

弁護士「示談なら映像処分する」 宮崎、暴行被害の女性に

2015.01.17 共同通信 社会 (全425字) 

 宮崎市のオイルマッサージ店で客の女性に乱暴したとして、強姦などの罪に問われた被告(44)の私選弁護士が被害者女性側に「犯行の様子を撮ったビデオがあるが、示談に応じれば処分する」と述べていたことが分かった。弁護士が17日、明らかにした。

 弁護士は取材に対し「示談交渉の一環であり、問題とは考えていない」と話した。示談は決裂して被告は起訴されたが、被害者との間に同意があったと主張して起訴内容を否認している。

 女性は16日、宮崎地裁で開かれた被告の公判に証人出廷し、事件当時アイマスクを着けられており、撮影されていたことは知らなかったと証言。昨年3月にあった示談交渉の中で初めてビデオの存在を知らされたと述べ「被告の弁護士から『起訴されれば裁判でビデオが流れる。流されたくなかったら告訴を取り下げろ』と脅された」と語った。

 被告は2013年12月、経営するオイルマッサージ店で20代の女性客に乱暴したとして強姦容疑で逮捕された。

引用:2015-01-18 – 奥村徹弁護士の見解(06-6363-2151 hp@okumura-tanaka-law.com)

【萩原猛弁護士の回答】 珍しいことではありません。とりわけ強姦罪等の場合は、被害者 | #弁護士ドットコム

どの事件でも多かれ少なかれ言った言わないという食い違いが出ます・・・  強姦被告側弁護士

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強姦被告側弁護士

女性は証人尋問で、経営者逮捕後の2014年3月、自らの代理人弁護士を通じ、被告側弁護士から「『法廷でビデオが流されると分かっているのか。流されたくなかったら告訴取り下げをしろ。示談金はゼロ』と言われた」と述べた。さらに女性は「(ビデオが)流出したらどうしよう、なぜこんな思いをしなければいけないのか」と訴えた。

 宮崎県弁護士会所属の被告側弁護士は閉廷後、取材に対し「『告訴を取り下げたら(ビデオを)処分するが、どうする』とは言った」と認めたが「法廷での被害者の不利益が大きいのではないかと考え、選択肢として示した」と脅しではなかったとした。ビデオの動画は示談交渉決裂後、捜査側に提出したという。

引用:強姦被告側弁護士:「示談なら暴行ビデオ処分」被害女性に – 毎日新聞

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性犯罪の被害者や家族に対する示談交渉の一端がうかがえる貴重なエピソード。なお、今は被害者側に隠し録音をされている場合も/前田恒彦 -元特捜部主任検事のつぶやき

強姦罪弁護の新たな切り札 裁判員裁判

2012年5月24日 (木)
強姦罪弁護の新たな切り札 裁判員裁判

5月23日の朝日新聞が、裁判員裁判の影響で性犯罪の起訴率が下がっていることを報じている。被害者は、一般市民の前で被害を証言することに、耐えられない思いが強いために性犯罪の起訴率が著しく下がっているという趣旨だったと思う。

この記事を読んで、思い出したくない事件の記憶がよみがえった。

公園で遊んでいる知的障害のある20歳の女性に性的いたずらを繰り返したという事件だ(準強制わいせつ)。

本当は、やりたくなかったが、当事者とは、いろんな縁があり、依頼を断ることができなかった。

立派な会社の会社員だったが、仕事や家庭のストレスが暴発したような印象であった。

起訴されて、事件が公になれば、退職を余儀なくされ、もともと事情があって、経済的な余裕がなかった家計は破綻するだろう。

マチベンは、とてもじゃないが、やりたくないと心底思いながら、不起訴(起訴猶予)にしてもらうために、弁護に当たった。

民事事件で認められるより多めの賠償金を用意させた上、被害者の親御さんに連絡を取り、面談し、謝罪した。

あまりにも卑劣な犯行で、絶対に許せない、と言われる親御さんの気持ちが痛いほどわかる。

イヤな役回りで、マチベンにはどこにも正義はない。

結局、この事件は、示談成立、起訴猶予で終わった。

決め手は、親御さんが一番、心配していたことを告知したことだった。

マチベンは言った。

「加害者が言っている内容と知的障害がある娘さんが言っている内容に食い違いがある。

仮に裁判になれば、弁護人としては、本意ではないが、娘さんの証人尋問をせざるを得ない。

忘れたい内容を、詳細にお聞きせざるをえない。

傍聴者もいるかもしれない。

本当にそれが、娘さんが望むことですか。

それでも、加害者を裁きたいですか」

こういうことが言えなくては弁護士ではない。

もっとしれっとして言う弁護士もいるかもしれないし、同様の事案を何度担当しても大丈夫なように、心に殻を付けた弁護士もいるに違いない。むしろ、その方が普通かも知れないとすら思う。

でも、マチベンの心の皮は、やたらにやわだ。
弁護士はそういうものなのだと、わかっていても、やりきれない。もう二度と、同じことはしたくないと、思ってしまう。

さて、冒頭で触れたとおり裁判員裁判の導入で、裁判員の前で証言することを被害者が嫌い、性犯罪の起訴率が激減しているそうだ。(5月23日朝日新聞・但し、うろ覚え)

となれば、殺し文句は、さらに増える。

「一般の市民から選ばれた9人(補助裁判員が3人だとして)が、観ている前で、一から証言しなければならないですよ。

加害者の言い分とずいぶん違うから、細かいことまで微に入り細に穿ってお尋ねしなければなりません。

裁判員には、スケベなオヤジがいないとも限りません。

人の噂が大好きで、興味深々で話を聞く奥様がいるかもしれません。

裁判が終わった後、どこかで顔を合わせるかも知れないですよ。

法廷で証言した内容は秘密ではありませんから、口の軽い裁判員がいたっておかしくありません。

あなたは、それでも、加害者を裁きたいですか」

強姦致傷にならなければ、裁判員裁判にはならないのだが、そんなことは無視。強姦は極めて重罪なのだから、当然、裁判員裁判になるような顔をして被害者に迫ることになるのだろう。

想像するに、裁判員裁判は、強姦犯の起訴前の弁護の新たな切り札になっているようである。

引用:強姦罪弁護の新たな切り札 裁判員裁判: 街の弁護士日記 SINCE1992at名古屋

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