弁護士が依頼人の犯罪・不法行為を幇助したとされるケースは日本にもある。一時期、強制執行不正免脱罪の責任を弁護士にも追及したことが目立った。弁理士が脱税指南して捕まるようなもので、不思議なことではないが、境界線は微妙かもしれない。
— 町村泰貴 (@matimura) 2014, 10月 24
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殺人未遂ほう助罪などに問われた元オウム真理教信者・菊地直子被告(42)の裁判員裁判の初公判が8日、東京地裁
1995年の東京都庁小包爆弾事件で殺人未遂ほう助罪などに問われた元オウム真理教信者・菊地直子被告(42)の裁判員裁判の初公判が8日、東京地裁(杉山慎治裁判長)であり、菊地被告は「教団幹部の指示で薬品は運んだが、爆薬の原料とは知らず、事件に使われるとは想像もしていませんでした」と全面無罪を主張した。
約20人の警備職員らが配置された法廷に菊地被告が現れた。グレーのスーツに白いシャツ姿。逮捕時はショートカットだったが、この日は背中まで伸びた髪を束ね、視線は落としたままだった。
都庁知事秘書室で小包爆弾が爆発し職員(当時)が重傷を負った事件で、爆薬の原料を教団施設から運んだなどとして起訴された菊地被告は、法廷で「爆薬が作られたことは事実。事件で大けがをされた男性には本当に申し訳なく思っています」と述べた。検察側は冒頭陳述で、被告は教団施設で薬品の管理や発注に携わる立場にあったと指摘し、爆薬を運んだ認識があったと主張。弁護側は「指示通り運んだだけ」と反論した。
事件で左手の指を全て失った元都職員の内海正彰さん(63)は、証人として出廷。「十数年逃げていた被告には罪の意識があったはず。償いが人の道だ」と述べた。