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ある一人の弁護士の自殺が波紋を呼んでいる。森田哲治氏(54)。彼の死が注目される理由――それは、彼が多くの反社会的集団とかかわっていたからだ。自殺が発覚したのは、5月11日のことだった。/goo ニュース

2013年6月7日(金)11:30

 ある一人の弁護士の自殺が波紋を呼んでいる。森田哲治氏(54)。彼の死が注目される理由――それは、彼が多くの反社会的集団とかかわっていたからだ。自殺が発覚したのは、5月11日のことだった。

「午後2時30分ごろ、首をつった状態で発見されたようです。森田氏は今年の1月末に自己破産しており、弁護士資格も失効していた。妻とも離婚しており、金銭的、精神的に追い詰められていたのでしょう」(森田氏と親しかった弁護士)

引用:巨額詐欺集団と密接弁護士 自殺の背後に深い闇(dot.) – goo ニュース

有名な、大きな法律事務所の弁護士に意見書をもらっていたから適法だと思いました、と抗弁しても、こんなものにこんなに金払って意味なかったねと、笑われて終わりになりかねないので、要注意。その辺が、刑事は民事と違う。/落合洋司弁護士

コレが事実なら、検察が抱いている弁護士観そのものではないかにゃ →弁護士の仕事は「依頼遂行」 犯人隠避容疑の元検事供述/ジャーナリスト江川紹子

記事で紹介されているケースは、報酬のもらい方が不適切だろう。自由化の弊害。RT @nikkeionline

弁護士というのは、所詮、勉強がよくできる程度の小物ですから、そういう人々との付き合いができると、感化され、良くも悪くも取り込まれてしまう/落合洋司弁護士

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130531/crm13053114560005-n1.htm

容疑者が詐欺罪に問われた事件の公判では「被告とは友人です」と証言。「自ら暴力団に近い存在と宣言した」と周囲を驚かせた。

私が広島で司法修習中、刑事裁判を傍聴していたところ、広島でも有数の暴力団の大幹部が、さる事件で公判中で、被告人質問が始まる前、前に座っている速記官に、自分は早口なのでわかりにくいことがあったらいつでも言ってください、と気遣って声をかけているのを見て、これは暴力団とはいえなかなかの人物だな、と感じたことがありました。

その人もそうだったと思いますが、暴力団、反社、であっても、その世界で大きく昇りつめるような人物は、人間のスケールが大きく、人を魅了するものを持っていることがよくあります。弁護士というのは、所詮、勉強がよくできる程度の小物ですから、そういう人々との付き合いができると、感化され、良くも悪くも取り込まれてしまう、ということが起きがちです。今まで、そのパターンで失敗していた人を、私も、結構見てきているので、上記の事件が事件としてどこまで立ってくるかはわかりませんが、改めてそれは感じますね。

そういったリスクをよくわきまえ、自分をクールに見つめながら、危ない、ホットな場や人々とは、一定の距離を置く、ということが、どういう世界であってもリスクヘッジのためには必要である、ということでしょう。

引用:2013-06-01 – 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 「日々是好日」

「ハイエナ弁護士」という未来/元「法律新聞」編集長の弁護士観察日記

弁護士という存在に、「ハイエナ」という言葉が被せられるのを、いまやよく目にします。かつて日本でそれが使われるのは、訴訟社会アメリカの弁護士たちの話と相場は決まっていましたが、特に「過払いバブル」以降、ネットやメディアで、この表現が日本の弁護士たちに被せられることが増えたような印象があります。

 弁護士の増員による経済環境の激変、「生き残り」をかけた競争の激化、そしてその中での倫理の低下。淘汰が良質化をもたらす、という「改革」を肯定する楽観論とはうらはらに、その負の影響への懸念は、確実に広がりつつあり、それはかつて悪い見本のように語られていたアメリカの姿に近づきつつある恐れのようにもみることができます。「ハイエナ」という言葉の台頭は、そのことを象徴しているように思えるのです(「『ビジネス』にも『ハイエナ』にも見える弁護士像」 「弁護士が『うさん臭い』社会」)

 利に群がる、利を漁る、さらに他人の利のおこぼれをむさぼるような存在や行為に被せられる、ネガティブなこの表現が、弁護士に使われる時、それは非常にグロテスクな効果を発揮します。多くの場合、正義を掲げている弁護士が、自らの利益のために「金に群がる姿」に用いられるわけですが、あえてもう一つ付け加えれば、それが同時に「不幸に群がる姿」でもあるところに、その効果の理由があるように思います。

引用:元「法律新聞」編集長の弁護士観察日記 「ハイエナ弁護士」という未来

今後も、当面は訴訟が弁護士の大きな収入源という状態は続くでしょう。したがって、上記のような苦しい状態も当面続くことになります。/落合洋司弁護士

日本の、従来の弁護士の大きな収入源は、やはり、訴訟、それも民事訴訟で、訴訟事件をコンスタントに受任し、着手金(最初に支払ってもらう弁護士費用)、報酬金(勝訴など成果が出た場合に支払ってもらう弁護士費用)を得ながら、それをメインとしつつ、刑事事件による収入(民事事件よりは低額)、顧問料、相談料等々を得て、トータルの収入を確保し、そこから諸経費を支出して、という収益構造が多いと思います。それが、上記の記事にあるように、訴訟事件が減り、さらに弁護士が大きく増えることで弁護士1人当たりの訴訟による収入が減れば(必然的にそうなるでしょう)、メインの収入が減るわけですから、苦しくなってきます。

そういう、「訴訟弁護士」からの転換も図らねばならないわけですが、口で言うほど簡単なことではなく、今後も、当面は訴訟が弁護士の大きな収入源という状態は続くでしょう。したがって、上記のような苦しい状態も当面続くことになります。

かつての、司法試験合格者が少ない時代にあった「うまみ」のようなものは、影をひそめ、司法試験合格も大変、合格した後も大変、儲からない仕事、という状態が続くことになります。それを覚悟で、この仕事をやってみたい、やりがいを見出したいという、強い意思、意欲が、ますます求められる仕事になってきている、ということだと思います。株の世界では、人の行く裏に道あり花の山、と言われますが、多くの人が去って行ったその道の先に、大輪の花が咲き乱れる花の山が待ち構えているかもしれません(何もないかもしれませんが)。

引用:2013-05-08 – 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 「日々是好日」

バブル期に、融資を受けては不動産を買い、買った不動産を担保にまた融資を受けて不動産を買い、/落合洋司弁護士

バブル経済崩壊後には、こういう弁護士が結構いて、私も、弁護士による横領事件の捜査に従事したことがありますが、私が従事した事件では、被疑者の弁護士が、バブル期に、融資を受けては不動産を買い、買った不動産を担保にまた融資を受けて不動産を買い、ということを繰り返していたところでバブルが崩壊し、大幅な担保割れを起こして返済不能に陥って、負債は20億円近くに膨れ上がり、預かった保釈金など手当たり次第に横領していました。保釈金を預けたのに横領されて、待てど暮らせど保釈にならなかった、といった人もいて、酷い状況に陥っていたことが思い出されます。上記の弁護士も、当時はよくいたそういう弁護士のなれの果てのようですね。

成年後見に、こういうひどい状況(「近年は弁護士業務も家賃滞納で退去させられ、近年は弁護士業務も事実上行っていない。」のに、なぜ成年後見業務を行っていたのでしょうか)の弁護士が関わっていたこと自体に大きな問題があり、そういうひどい人を排除するような仕組みにもしておかないと、今後もこういう不祥事は起きてくるのではないかと危惧されます。

引用:2013-04-22 – 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 「日々是好日」