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名張毒ぶどう酒事件の最高裁不当決定抗議集会で野嶋真人弁護士は、「最高裁は化学的な判断から逃げた」と批判。また弁護団は今後精力的に証拠開示を求めていくことを明らかにした。/ジャーナリスト江川紹子

今、私たちが当たり前のように傍聴席でメモを取れるのは、レペタさんと代理人となった弁護士たちの戦いの成果だ。/ジャーナリスト江川紹子

最高裁が認めるや全国一斉に解禁
最高裁でようやくメモが解禁となった最高裁でようやくメモが解禁となった

そして1989年3月8日、最高裁判決は、「上告棄却」で損害賠償は退けつつも、判決理由の中でメモ禁止は間違っていたと認めた。

〈傍聴人のメモが訴訟の運営を妨げることは通常はありえず、特段の事情がない限り、これを傍聴人の自由に任せるべきであり、それが憲法21条1項の規定の精神に合致する〉

〈裁判所は、今日においては、傍聴人のメモに関し配慮を欠くに至っていることを率直に認め、今後はこれに配慮しなければならないことを認める〉

午前10時に出されたこの判決は、たちまちのうちに全国の裁判所に通知されたらしく、各法廷前に掲げられている「傍聴についての注意」から、メモ禁止の表示が一斉に削除された。今、私たちが当たり前のように傍聴席でメモを取れるのは、レペタさんと代理人となった弁護士たちの戦いの成果だ。

引用:裁判の「公開」とは何か~法廷メモを解禁させたレペタさんに聞く(江川 紹子) – 個人 – Yahoo!ニュース