現場発

毎日新聞 2015年06月07日 地方版
 ◇「被害者の尊厳は…」

 女性客らへの強姦(ごうかん)罪などに問われた宮崎市のマッサージ店経営の男(45)の弁護士が、告訴取り下げを条件に男が盗撮したビデオの処分を持ちかけた問題を巡り、東京、大阪の弁護士らが2日夜、宮崎市でシンポジウムを開いた。パネリストらは、盗撮ビデオを交渉材料に使うことについて「容疑者・被告のため最善を尽くすのが弁護士の役割だ」などとして妥当との見解を示した。一方、被害者支援に携わる弁護士からは「被害者を犠牲にしても良いという発想はおかしい」と反論の声も聞かれ、弁護姿勢を巡る考え方に大きな差があることを浮き彫りにした。【菅野蘭】

 全国の刑事弁護に携わる弁護士有志の団体「刑事弁護フォーラム」が「刑事弁護人の役割とは何か」と題し開いた。司会したフォーラム代表世話人、前田裕司弁護士(県弁護士会)ら、大学教授を含む5人が、容疑者・被告から託された証拠の扱い方や被害者側との交渉のあり方を議論した。

引用:現場発:盗撮ビデオ示談 宮崎で刑事弁護シンポ 「交渉妥当」で一致 別の弁護士団体は批判 /宮崎 – 毎日新聞

タイトル部分に半角コロンが含まれていたので全角コロンに変換処理しました。APIでの投稿において不具合が生じるためです。