弁護士の本村健太郎氏「痴漢冤罪」の実態を熱弁しスタジオが騒然 – ライブドアニュース

2015年5月19日 19時15分

トピックニュース
18日放送の「ビートたけしのTVタックル」(テレビ朝日系)で、弁護士の本村健太郎氏が、痴漢のえん罪対策や日本の警察・司法における問題点を厳しく指摘しスタジオが騒然とする一幕があった。

この日の番組では、女性が薄着になるにつれ増加する痴漢の実態に触れ、その対策方法などを討論し、その中で「痴漢のえん罪」の問題点も取り上げた。

VTRでは、たとええん罪でも容疑を受けて駅の事務所に移動すると、そのまま警察署に連行され、高圧的な取り調べ後、逮捕につながるケースが多いことを紹介した。

これまで何度も痴漢事件の弁護を担当した本村氏は、痴漢を否認している間は家族や会社への連絡ができないことについて「日本の刑事裁判の問題点」「いわゆる人質司法といって罪を認めるまでは家に帰さないぞ」「こういう日本の裁判(司法)のあり方に大問題がある」と厳しく指摘した。

また本村氏は、えん罪を防ぐため導入されたという、女性の下着繊維や体液が男性の指先に付着したか確認する「微物検査」に関しても「実際にはほとんどできていない」と断言し、技術能力を持った捜査官と機材が不足していることを理由にあげた。

本村氏によると「やってないことを証明しようとして現場に留まると、どんどん事件に巻き込まれていってしまう。これが一番怖い」と指摘したうえで「正しい方法は、逃げる」「逃げていいんです。速やかに現場を立ち去る。これがベストの対応」だと持論を唱えた。

すると出演者は口々に賛否を唱え出し、スタジオは騒然とした。その中で「本当の痴漢だったらどうする?」との反論に、本村氏が「本当の痴漢(痴漢した犯人)は逃げますよ、そりゃ。だけど間違われた人だけ現場に残る。だからトラブルになる」と、毅然とした態度で答えると、反論していた出演者は唖然とし、スタジオは静まり返ってしまった。

引用:弁護士の本村健太郎氏「痴漢冤罪」の実態を熱弁しスタジオが騒然 – ライブドアニュース