《元検事の落合洋司弁護士(東京弁護士会)の話》 ガソリンを大量にまく危険な方法で自宅を燃やし、保険金を得るような筋立てが現実的でないことは捜査段階で気づけたはずだ。/落合洋司弁護士

■「『事故』とみる姿勢欠いた」

《元検事の落合洋司弁護士(東京弁護士会)の話》 ガソリンを大量にまく危険な方法で自宅を燃やし、保険金を得るような筋立てが現実的でないことは捜査段階で気づけたはずだ。科学的知識や健全な感覚だけでなく、「事故」の観点で捜査する姿勢が警察・検察とも欠けていた。検察は警察から一定の距離を置き、自白がなくても起訴できる証拠があるか厳しくチェックしなければ存在意義がない。

引用:追い詰められ…自白、20年信じた「無実」 再審維持:朝日新聞デジタル