「世間を震撼(しんかん)させた大事件と同様、『自分も世間を震撼させることができる』と誇示し、同一視するためではないか」と分析。

10月9日に落合洋司弁護士(48)へ送られた犯行声明のアドレスは「onigoroshijuzo@yahoo.co.jp」。これは横浜市への犯行予告に記した「鬼殺銃蔵(おにごろしじゅうぞう)」と同一。この名前は10~12年に人気漫画雑誌で連載された『鬼斬り十蔵』を参考にしたとの見方がある。

 犯罪心理学に詳しい東海学院大の長谷川博一教授(臨床心理学)は、2件の重大事件に関連する言葉を盛り込んだことについて「世間を震撼(しんかん)させた大事件と同様、『自分も世間を震撼させることができる』と誇示し、同一視するためではないか」と分析。犯人像も「両方の事件を、多感な10代後半頃に経験した30代ぐらいの人物ではないか」と推察している。

 最初の犯行予告に使った「鬼殺銃蔵」を、犯行声明のアドレスにも使ったことについては「遠隔操作が発覚し、これで終わりにするため、最初の事件に立ち返った可能性がある」と指摘する。

引用:【なりすましウイルス】真犯人、重大事件への「共感」浮かぶ 警察・検察を妖怪に見立てる?+(2/2ページ) – MSN産経ニュース